学部時代の恩師の最終講義に行ってきました。


あなたはどんな時に、

「自分は偉いなぁ」と感じますか?

予習復習をした時、落ちているゴミを拾った時、、、色々あると思いますが、僕は早起きをして6時台に家を出た時です。

そうです、今日の僕は偉かったんです。

だって見てください。



こんな空の色を見たのは久しぶりです。


アラームだって3つもかけた上で、

ちゃんと最初のやつで起きたんです。

6時20分なんて別に早起きじゃなくね???

とか思わないでくださいね。

とても早起きです。


これは廊下に置いてあるストーブです。

起きたはいいものの今日は大寒波が来ているので、すぐに家を出るのは不可能です。暗い廊下で暖まります。

さて、タイトルにある通り、

今日は学部時代にお世話になった先生の最終講義。時間は火曜1限。先生の「ゲーム理論」という学部授業の最終回を「最終講義」としても位置づけて行うとのことでした。

そして何が問題って、僕は慶応大学のSFC(湘南藤沢キャンパス)の出身であることです。今住んでいるのは埼玉です。だから早起きしたわけです。

とりあえずいま、最初のアラームで起きてストーブに暖まっています。

よーし、


身支度をして再度玄関にくると空がくっきりしてました。パソコンも持ったし、電車で読む本とか論文とかも持ったし、準備万端。

家を出ます。

ここから先の写真はしばらくありませんが、

自転車をいつもより少し早く走らせて駅に向かいます(こうすると暖かくなりそうだから)。

〜〜〜〜

SFC時代には何名かの先生にお世話になりましたが、今回最終講義を行う小澤先生のゼミには3年の秋学期から卒業まで所属していました。

それまで計量経済学のゼミに入っていた(SFCでは1年生からゼミに入れる)僕は理論研究に興味を持たな初めて、「ゲーム理論」や「社会的選択理論」がご専門の小澤先生のゼミに入ったのでした。

ゼミの時間では1年半を通してずっと岡田先生の「ゲーム理論」という本を輪読してたので、小澤ゼミでの思い出=岡田ゲームの思い出ってかんじです。3時間くらいぶっつづけで1行ずつ丁寧に読んでいくスタイルですごく力がついたのを覚えています。

卒論も小澤先生にお世話になりました。

 

〜〜〜〜

思い出に浸っているうちに、

電車に乗ってから1時間以上が経過して、

戸塚駅につきました。



電車の中が暖かったので忘れていましたが、

なんか、ずいぶん寒そうです。

てか、寒いです。

傘をさしている人も見えます。

うわーーー

元気が20ポイント下がる....。

と思っていましたが、


自動販売機を発見!


左下から、コーンスープが2種類、シチュー、ラーメン。。。。

癖が強いラインナップですが、

特に挑戦はしませんでした。


無難にココアです。

おかげで元気が30ポイントUP。

ちなみに、戸塚駅は最寄り駅ではありません。

ここからJRではなく横浜市営地下鉄とかいうものに乗って、湘南台駅までいきます。


5駅くらいで、湘南台駅につきました。

ここから数分歩いたらキャンパス....?

だったらいいのですが、冒険は続きます。

ここからバスに乗るんです。

そしてこれがクセモノ。

雨の日には50メートル以上のバス待ちの行列ができることもあります。

バスの待ち時間に関する状況ってゲーム理論的だよなぁとか思いながら、でもゲーム理論は最近はやっていないのでゲーム理論的に何かを考えるのは大変だなぁとか思っていたら、ふいにお腹が空いてきたので、

コンビニでおにぎりを買うことに。

「ツナマヨ」と「とろ鯖」にしました。

それをぱくぱくしながら、

地下鉄の改札から地上に出て、バス停に向かいます。

あ、、、

最悪、、、、


とろ鯖のおにぎり、

脂が乗っていて美味しかったんだけど、


指がベトベトになっていました。

こんなことってあります。。。??

「あーあ、やっちゃった」と思いながら、

バス停へ。


お、特に行列はなさそう!!

これは大きい!

すぐにバスに乗れて、

10分くらいでキャンパスに到着。


まぁこの時期はこんなもんだよね。

ちなみに、あと数ヶ月するとこんなかんじ。


今日は殺風景だけど、、、、

やっぱりいいキャンパスだなぁ。




あれ、でも、人が全然いなくね、、、

さすが1限の時間。

もう少し賑やかなキャンパスも見たかったと思いつつ最終講義が始まるまで散策。

あ、、、ここは、、、。

 


ここは思い出がある場所だ!

入学したばかりの頃にここで数学の勉強をしていたことを思い出しました。たしか行列の掛け算がよく分からなくてどうしようかなと思っていた気がする。

まぁそれも当時の話。

さすが行列の掛け算はもう余裕。

と言いたいのだけど、

今でも行列の掛け算ってえーっとどうやってやるんだっけ、となったりするからあんまり成長してない気もしてきました。

とはいえさすがに数学力は当時からすると桁違いに上がったと思っていたら、運悪く奥にあったコーヒーの自販機が目に止まる。

今も昔もコーヒーは苦くて飲めない(いや、飲めるけど美味しく飲めない)まま。

やっぱり、

当時からあんまり成長はないのかもしれない....。

とまぁ、

そうこうしているうちに、

時間になりました。


教室に入って、前の席に座ります。

後ろを見渡すと学部生の受講者が50人程度いて、他にも研究者の方々が何人もいらしゃっていて、朝1番にも関わらず大盛況でした。

久しぶりに先生の姿を拝見してとても嬉しい。

最終講義の内容はリベラルのパラドックスやギバードサタースウェイトの定理など社会的選択理論からの内容が多かったように感じました。

最終講義なので思い出を語ることに終始する構成なのかなと思っていたら全然そんなことはなくて、図を使ってギバードサタースウェイトの定理を証明したりしていて本格派でした。

個人的に興味深かったのは、

数理的で抽象的な理論だけではなく実際の社会問題についての分類などについても触れていて、実践を重視する先生らしいなと思いました。

あとは社会的選択理論における個人の選好について、人々の選好がどのように形成されるかの視点についても言及されていました。話し合いにより人々の選好が調整されていくとかそういう話に関連するのかなと思いました。

なお学部生向けということもあり、発表内容の大部分を理解することができ、これについては「行列の掛け算とコーヒーはともかくとして、これに関してはちゃんと成長してる....」と思えました。笑


先生に花束が贈呈されて、

最終講義は幕を閉じました。





小澤先生、お疲れ様でした。

Fin.