租税競争の授業が楽しい。

「この授業のゴールはそれなりのレベルのJournalに投稿できる論文を書くことです。タームペーパーが成績評価の主な対象になります。」







え?

春学期後半科目として、「租税競争の理論」という授業を履修している。火曜日の3・4限に開講されて7週行われる。「租税競争の理論」は財政学の1分野であるが、僕は財政学のどの分野もまるで勉強したことがなく完全に初見の分野だ。

実のところ、この授業を取ろうと思った理由は、40%は友達から「履修しようぜ!」と言われたこと、30%は他の友達の指導教員の授業だから興味があったこと、残りの30%はもう少しまともな理由というかんじ。

なーーんも知らない分野だけど、まぁ取ってみようと思って初回授業に行ってみることにした。専門的な科目だから履修者は少ないかなと思ったけど、案の定3人だけ。これでも例年よりも多いらしい。

そんなかんじで完全に初見の分野の大学院の専門科目に行ってみたわけだけど、初回でガイダンスが行われた。

先生の自己紹介や分野の簡単な説明が行われる。先生の話は面白いし雑談満載で、これなら僕でも大丈夫そうだ。

そう思っていたのだけど、、、ここで冒頭に戻る。





この授業の成績は基本的にはタームペーパーと呼ばれる学期末に書く論文で決まり、それは一定以上のレベルのjournalに投稿できるレベルが求められる。

え、それはやばいよ。

すると、「論文を完成されるのは難しいから論文のアイディアでもいいですよ」という説明が追加される。そりゃそうだよね。焦らせないでよ。

と思ったたら、「ちなみにこの授業の過去のタームペーパーは実際に論文としてPublishされていてですね、一覧にするとこんなかんじです」。

うわ、やばいね。本当に論文書くことが求められているじゃん。

タームペーパーが求められることは事前の履修情報から知っていたし、他の授業でも求められることはあるけど、ここまでガチで求めてくるとは思わなかった(このレベルで求める授業は珍しい)。






そんなわけで困ってしまったわけだけど、

 

せっかくだから頑張ることにしました。

もうこの際、

思い切ってやってみよう!という気がしてきたわけです。分からなさすぎて逆に何も怖くないてきな。笑





そこで、初回授業のあとにさっそく先生に研究アイディアを送り(早いと思われるかもしれないけど、授業は7週しかない)、2回目の授業のあとにはそれとはまったく違う研究アイディアを送りました。初回のアイディアは野心的だけどテクニカルに難しそうだからいまは保留で、次のアイディアはテクニカルにはいけそうだけど意義が弱いからたぶん没。

今日(6/21)は3回目の授業だったけど、帰宅途中に1つアイディアが浮かんだので、明日の朝にメールしてみます。

こうやってアイディアを出しまくっていたら、「租税競争の理論」がとても楽しくなってきました。授業の雰囲気もそうだけど、こうやってがむしゃらに挑戦するのは楽しい。

どうなるか分からないけど、とりあえずこの授業はそんなかんじで楽しくがむしゃらに乗り切ることにしました。笑

Fin.