この記事は、仮想通貨を買ってみた2021年11月29日からの10日間において、起きたことや考えたことなどをまとめたものです。「あ、何も知らない人がノリで買い始めるとこんなかんじなんだ」てかんじで頂けたらと思います。
将来の読者用に書いておくと、2021年現在において、誰かが仮想通貨を持っていると言うと(少なくても自分の周りでは)、「あぁそうなんだ。割と持っている人いるよね、まだまだ少ないけど」みたいなかんじだと思います。
それでは1日目に行ってみましょう!
ーーー(1日目執筆)
そろそろ重い腰をちゃんとあげて仮想通貨を買おうと思った。主な理由は、
・儲かりそう。
・金融リテラシーを高めるきっかけにしたい。
・経済の動きを体感的に理解したい。
だいたいこんなかんじ。
色々調べてから始めても良かったが、「儲けたい」以外のモチベーションも大きかったので、さっさと始めることに。てか、2年くらいずっと買いたいと思ってきたのに腰が重かったので、このタイミングを逃したら当分やらなそうだと思いとにかく始めてみることを優先。資金としては、大学院として東大(学費が安い)を選んだことで浮いたお金のうち50万円を入れてみることに。
btiFlyerという取引プラットフォーム的なところに登録して、銀行口座から50万円を振り込んでみた。どうやらこれで取引を始められるらしい。
よし取引開始だ!
まぁよく分かんなかったので、数分間チャートをみて、20万円をリップル、20万円をライトコイン、10万円をビットコインにつっこみました。
仮想通貨はこれから上がっていくという予想のもと、ここ一ヶ月くらいのチャートを見たときに、「いま落ちていて買い時そうだな」と感じるものを選びました。
下の写真は最初の取引が終わった後の画面。
3つのコインの所有量が0ではなくなっています。
とり敢えず目標達成。
ここまでは良かったけど、衝撃だったのが次の写真。
bitFlyerに表示されている総資産、50万円入れたはずなのに47万5千円になっていました。え、、、、なんでそんなに減っているの。よく分かっていないけど、手数料的なものって取られても2千円くらいだと思っていたのでびっくりです。
さらに、追い討ちをかけるようなことが。
さっきのスクショからわずか3分後。損が1500円増えている。たった3分で自分の資産って変わるんですね。この絶え間ない変化が金融か、、、、。
とまぁ初日に起きたことはこんなかんじ。
明日からは、1日1回確認するだけで基本的には静観しようと思います。
初日に学んだことを少しだけ。
やっぱり、一番びっくりしたのは、取引しただけでこれだけお金が減ったこと。bitFlyerの手数料はほぼ無料らしいのでコインの仕組み(コイン側の手数料的な料金)として減った気がします。
今までは「通貨同士の取引をする」ことについて、ある通貨にぱっと魔法をかけたら次の瞬間には違う通貨に変化するみたいなイメージを持っていました。でも、僕のお金は変換の過程でどっかに行ってしまった。”誰か”のもとに行ってしまった。
この時に、銀行とかプラットフォーマーも戦略的に動く1つの経済主体なんだよなと思いました。「あ、銀行やプラットフォーマーもしっかりお金を稼ごうとしているわけね」ってことが身に染みました。
ーーー(1日目夜執筆)
まさか再度初日に書くことになるとは。初めての取引のあと、ちょっとしてから銭湯に行って、お風呂から上がったところで気づきました。
俺、もしかして「販売所」で買っちゃったかも。
仮想通貨を買うには、「販売所」で買う形式と「取引所」で買う形式がある。bitFlerではどちらの形式でも買える。でも、「販売所」で買うと表面上は市場での取引みたいだけど、実際には市場で取引をしているわけではなくbitFlyerから買っていて、割高になる。だから「取引所」で買うべき。
このことは5日前に調べて知っていました。
ただ色々と勘違いをして「販売所」で買ってしまった。
だから2万5千円どっかにいっちゃったのね。
結構ショックなんだけど。
今日は早く寝ることにしよう。
ーーー(2日目朝執筆)
朝起きて、さすがに知識なさすぎと思って、bitFlyerを利用している父親に話を聞いてみたら、なんとbitFlyerではビットコイン以外のコインについては「販売所」の形式でしか買えないみたい。しかも、ビットコインと他のコインの直接的交換もできなさそう。
えー、それだと困るなー。
リップルが不調だから、イーサリアムに変えておこうみたいな時、まずはリップルから円に変えて、そのあとに円からイーサリアムに変えないとじゃん。これだと、手数料的に引かれる金額が半端ないよ。
父親も詳しいわけではないから、今度ちゃんと調べてみようかな。
ーーー(2日目昼執筆)
朝から銀行に行って、追加で40万円(正確には39万7千円)をbitFlyerの口座に入れてきた。仮想通貨の値段が下がったときに買い足す用のお金を入れておきたかったのと、「取引所」での取引を試してみたかったから。
さっそく、取引所でビットコインを買ってみました。
気になるのは交換しただけで取られる手数料的な金額がいくらなのか。
これは実際に取引して計算してみないと分かりません。以下の写真のうち最初が、取引所で買う前の日本円とビットコインの保有状況。日本円が39万7千円、ビットコインが10万円(初日に買った分)になっています。そして、次の写真が十数万円に相当するビットコインを追加で買った後の状況。
これだけだと手数料については分からないので、電卓を使って頑張って計算すると、買う前と買った後で日本円とビットコインの合計金額は166円しか変わっていません。
つまり、手数料はそんなもので済んだってこと!
ちゃんとやれば、めっちゃ安いじゃん。
「これはいいぞ!」と思ったので、円の残高のキリをよくするために6600円相当のビットコインをさらに買って、円の残高を約20万円にしました。
ここで初日と2日目の取引をまとめます。
合計で90万円(正確には89万7000円)を銀行口座からbitFlyerに振り込んだ。そのうち、20万円ずつリップル、20万円をライトコイン、10万円をBTCに(販売所)。さらに約20万円を追加でBTCに(取引所)。つまり、20+20+10+20=70万円を仮想通貨に入れて、差額の20万円が円としてbitFlerに残っています。
下の写真を見ていただくと、たしかに日本円が約20万円で、あとは変動や手数料はありますが色々なコインを保有していることが分かります。
ーーー(3日目執筆)
昨日の夜twitterを見ていたら(情報収集は大事ですからね!)、「イーサリアムって良さそうじゃね」と思ったので、bitFler上に残していたお金のうち10万円をイーサリアムに入れました。直近ですごく上がる気はしないけど、安定的に上がっていきそうだし、コイン設計の思想もいいかんじ。
これで合計80万円が仮想通貨になったわけか。想定より多く入れてしまったけど、円で持っていてもしょうがない気がしてきたので、まぁいいのかな。
ーーー(4日目執筆)
朝起きたら、日次のマイナスが2万5千円になっていた。
つまり、日付が変わった瞬間から朝7時までにそれだけ減ったということ。
「え、やばいんだけど」以外の感想がうかばない。
ーーー(5日目執筆)
朝起きたら、日次のマイナスが850円だった。
大したことはない。昨日に比べれば。
しかし、twitterを開くとBTC(ビットコイン)は今度急落しそうという情報が入ってくる。これはやばい、と思ってBTCを20万円分売った。手持ちのBTCは10万円に。
なんだか難しいものだな、と思いはじめた。
ーーー(6日目執筆)
ただいま朝の10時。今日は日次のマイナス(つまりこの10時間のマイナス)が4万2千円。ははは。笑うしかない。どうやったら10時間で自分の資産が4万円以上もなくなるというのか。ビットコインも見事に下がたので、昨日売っておいて良かった。
もう明日とかはbitFlerを見ないことにしよう。
朝から悲しくなってしまう。もう次は10日目に開くことにしよう。
ーーー(7日目の午前1時に執筆)
無理だった。開いてしまった。
そして、全部暴落している。
清々しいほどの暴落。なんで自分はこんな悲劇が起きる直前に仮想通貨に参入したのだろう。いや、でもこれは考えようによってはある意味「持っている」のではないか。ということで、そんな俺なら大丈夫だと考え、bitFlerに残していた日本円をBTCとライトコインとイーサリアムにそれぞれつっこんでおいた。そしていまこの文章を書いている。
あのね、いま僕は酔っている。
仮想通貨のことはさっぱり分からないけど、酔っていると人間の行動は大胆になることはよく分かった。この後、どうなっていくのかさっぱり分からない。
本当は10日目まで記録をつける予定だったが、ここで打ち切り。本当に打ち切り。bitFlerのアプリはアンインストール。投資は僕みたいに一喜一憂するのではなく待つのが一番大事らしいので、来年のゴールデンウィーク明けまで仮想通貨の情報は取得しないし、アプリは開かない。そう決めた。
きっとこれが一番賢い選択のはず。
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かなりの金額が仮想通貨につっこまれたままですが、ここから先は更新せず、来年の5月中旬を待とうと思います。ははは、どうなるんだろう、、、、。
→続き:仮想通貨さん困っちゃいますよ(どっちの意味で?)