なんでリンゴが工場になるわけ!?

*以下は僕がとても苦手なマクロ経済学についてなので、間違っていたり逆に認識が同じだったりしたら是非コメントなどで教えてほしいです。

マクロ経済学をやっていて学部の時からずーーーっと困っていたことがあった。

モデルはなんでもよいのだけど、よくあるかんで、家計が収入を消費と貯蓄に振り分けて、その貯蓄が資本市場(たしかこんな名前だった気がする)を通じて投資に使われて、企業はその投資と労働を使って生産して、、、、、。みたいな話。

これについて疑問だったのは、

「消費のイメージってリンゴを食べたりするってかんじだよなぁ。それが貯蓄にいくってことは要はリンゴが貯蓄に回されるわけか。そして、それが投資として企業の生産に使われるのね。ということはリンゴみたいなイメージのものが企業の生産に使われるわけ?えー。でもたしか生産関数F(L,K)の説明のときにこのKっていうのは工場とかのイメージですと教わった気もするなぁ。リンゴが工場になるってことなのどういうこと?」

「"リンゴ”とか”工場”っていうのは1つの例に過ぎないとしてもだよ。リンゴのようなイメージのものが工場のようなイメージのものと同一視されているのは変だよね。やっぱり何か見逃している変換のプロセスがあるのかな。どういうことなんだろう?」

と思っていました。

要は、消費(貯蓄)の例としてリンゴの例が出されることが多くて、投資の例として工場の例が出されることが多いけど、全体の説明を読むと同一視されている気もする。でもそれだと変だから何か見逃しているのかな。よく分からないな。

こんなかんじで何がなんだか混乱していました。

で、これについて誰かに聞いたわけではないんだけど(何に悩んでいるのかが上手く理解されなかった)、いまの理解としては、

消費するのも投資するのもどちらも、”(変幻自在な)もの”ってかんじで、リンゴとして都合よくイメージすることもあるし工場や機械として都合よくイメージすることもある対象を考えているってだけ。「これはリンゴのイメージなわけ?工場なイメージなわけ?」と考えるような対象ではなくて、簡単に考えるために、リンゴにもなるし工場や機械にもなるなんかよく分からないけど都合がいい”もの”があってそれについて考えている。*1

と思っています。僕はこの認識になってから教科書とかがあまり突っ掛からずに読めるようになってきた気がします。ということで「なんでリンゴが工場になるわけ?」については「それについては一旦保留して都合よく考えているからそこは気にしないで」になるのではないかなぁ。

ただ最初に書いた通り専門外なのでちゃんとした解釈知っている方がいたら教えてください!でももしこの解釈で合っているとしたら「なんでそうやって最初から言ってくれなかったの?」という気がするよ。笑

Fin.

*1:リンゴも工場も含めた多種多様な財があってそれをaggregateしたものとして捉える可能性もあるけど、やっぱりその捉え方だと消費において一定程度"工場”と消費するわけ?みたいになる気がするので、リンゴと工場があってみたいな話をそもそもから避けた方がいいのではないかなぁと思っています。