星空をみあげたい。

経済学の勉強をしていて、「このモデルってどういう世界観なんだろ」とか「この世界観はよく分からないな」みたいに「世界観」って言葉をよく使うけど、実はあんまり「世界観」ってなんなのかよく分かっていない。

「意識」とか「価値観」とか「世界観」とかって昔から哲学的に考察されてきたことなんだろうけど、どうも普段学問をやっているときに、このへんの概念について自分がどう折り合いをつけているのか分かっていない。まぁ細かいことは一旦置いといているんだろうけど。

でも、こういう一旦置いといている土台となるものについてよく考えてみて、上手く再構築とかすると、今までとは全然違う景色が見えてきそう。あと、知恵ってのは日常の中にも隠れているわけで、そういうタイプの知恵も学問的知恵の仲間に入れてあげたら、これも見える世界がすごく豊かになりそう。

これは勘なんだけど、普段やっている知的な活動(学問においてやっている知的活動)は地上だけを見ているかんじで、本当は上を向いたら違う景色=「星空」が広がっているんじゃないかな。

これ絶対そうだと思うんだよね。1000年後から見たら、現在は誰もやっていないけど(気づいていないけど)、ちょっと発想を変えたらそこに見える知性の使い方があると思う。

星空なんか探さずに、地上だけに注目して色々考えるのも面白いってことは理解しているけど、せっかくなら誰も見たことがないdirectionに目を向けて、自分だけの「星空」を探したくないですか?


Fin.