リサイクルは誰のため?

いま急いでパソコンの前に座っている。
 
もうシャワーを浴びて、あとは寝るだけだったんだけど、いま感じた不思議な気持ちを書いておきたくて。こういうのはその時に書かないと。
 
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今日は「日本環境設計」という企業が運営している服屋さんに行ってきた。この会社は服をリサイクルして(一旦生地に戻して)新しい服を作る事業などを行っているのだけど、その会社が回収→リサイクルして作った服を売っている直営店に行ってきた。
 
で、そこは素敵な服屋さんというかんじだったのだけど、店内に服の回収ボックスがあって家から持ってきた服を入れるとそれが会社の工場に運ばれてリサイクルされるらしい。
 
事前に回収ボックスがあることは知っていたから、いくつかもう着ない服を持っていった。正直にいうと僕は今までの人生においてあまりリサイクルなどを気にして生きてこなかったのだけど、せっかくだから持っていってみようというかんじだった。
 


まずは店内に入って回収ボックスに持ってきた服を入れてみた。

何か感じるかなと思ったけど特に何も感じない。「まぁ服を回収するってこんなかんじだよね」ってかんじ。その後店員さんに案内してもらいながら半袖を一着買った。素敵なかんじの服を買えた。「いいかんじのお出かけだったな」ってかんじで帰宅することに。

家に着いたらもう7時くらいだったので、夜ご飯を食べてそのあとシャワーを浴びた。それでシャワーのあとに部屋で服を着ようとしたときに(今日は面倒くさくて着替えをお風呂場まで持っていかなったのは秘密)、「昨日までここにあった服を持っていたんだよなぁ」と思い出してそのときになんだか不思議な気持ちになった。
 
自分の部屋にあった服がリサイクルされて誰かの元に巡って行く。それを思うとなんかちょっとホッコリしてきた。自分と誰かが、自分と世界が繋がるような感覚。「服を持っていっただけ」と思っていたけど、思いがけない気持ちに。
 
リサイクルとかって地球のためとかではないのかもね。もちろん地球のためにもなるのかもしれないけど、同時に自分も暖かい気持ちになるんだね。飲んだあとのペットボトルの回収とかでは自分はまだ何も感じない気がするけど、服はやっぱり自分が着たものだし、そういう気持ちになりやすいのかも。服の循環は気持ちの循環でもあるんだね。
 
え〜ちょっとびっくり。

今日はいつもより、少しだけ暖かくて、少しだけ優しい気持ちで寝ることになりそう。
 
Fin.